お住いのメンテナンス時期をご存じですか?
築年数が経過すると、お住まいのあちらこちらに不具合や気になる箇所が出てきます。日々生活しているとなかなか気付かないことも多いですが「まだ使えるから」 「費用がかかるから」とお住まいのメンテナンスを先延ばしにしていませんか?
リフォームの適切なタイミングを逃してしまうと修理や修復が困難になり余計な費用がかかってしまうことがあります。
お住まいのメンテナンスの適切な時期をきちんと知ることでお住まいをより良い 状態で長く維持することができます。
将来的に売却を考えている場合は売却時の状態が重要になるので、 建物の価値を下げないためにも適切なメンテナンスが重要になります。
どうしてメンテナンスが必要なのか
お住まいには定期的なメンテナンスが不可欠です。美観を守ることももちろんですが、
本来の機能を長く持続させるためにメンテナンスが必要です。例えば建物の外壁や屋根では 塗料を塗ることで防水機能を持たせていますが、直射日光や寒暖差の影響で 毎日少しずつ劣化しています。
定期的なメンテナンスとして塗装をしていれば良いのですが、そのままの状態で放っておくと防水機能が切れてしまい建物内部に雨水が侵入し、内部を腐らせて
しまいます。
りな修復工事が必要になったりと大変な思いをしてしまう事があります。適切な時期に適切にメンテナンスを行う 事でお住まいは長くきれいに保てるだけでなく、住宅自体の価値も保つことができます。
<築5~10年> 早めのメンテナンス時期
新築~5年目までは早めのメンテナンス時期です。
内装や外装・設備機器に不具合が生じても大抵はどのお宅でも保証期間内であることから
無償での修理が可能な時期です。
築10年を迎える頃になると内装・外装などの部分的な破損や汚れが少しずつ気になり始めます。日常生活に支障がなくても早めにメンテナンス(清掃・補修)することで今後の住宅の寿命にもつながります。
<室内のメンテナンス>
水廻り(トイレの便器やタン、水栓等)パッキンや細かい部分に不具合が出ることがあるので注意が必要です。 毎日使用する水廻りは劣化が早いのでメンテナンス必須です。
<屋外のメンテナンス>
屋根や外壁は見えない部分なので5~10年程度で傷みがないかチェックが必要です。
・サイディング・サッシ周りの目地のシーリング打ち直し
・屋外木部や鉄部の補修・塗装
・外壁や屋根の劣化をチェックするなど必要に応じてメンテナンスが必要です。
※ガス給湯器やエコキュート、太陽光発電のパワーコンディショナ等の設備機器も10年を過ぎると故障しやすくなるで注意が必要です。
<築10~15年> 水回りの交換時期
設備機器(キッチン・浴室・トイレ・洗面台などの水廻り)給湯器などに不具合が出始める頃です。
水廻りは使用頻度が高く湿気が多いので劣化が早い場所です。
しっかりメンテナンスしましょう。
屋根・雨樋・外壁は常に雨風にさらされているので亀裂や浮きなどを見つけたらすぐに補修・修理をしましょう。 そのままにしておくと亀裂から外壁内部に雨水が侵入し修理が大掛かりになります。
<室内のメンテナンス>
・水廻り機器の補修や交換
・浴室や洗面室の床下の腐食をチェック
・建具・畳・フローリングなどの点検・補修を必要に応じて対応しましょう。
<屋外のメンテナンス>
・外壁・屋根塗装が必要になる時期
・雨どいの点検・修理(落ち葉などの詰まり、ズレを直す)
・ベランダやバルコニーの防水塗装
・ガス給湯器・エコキュートなどの故障に注意が必要
※
そろそろシロアリの被害も出始める頃です。
防蟻処理等も忘れずに行いましょう。
この時期に水廻りの床下、外壁やベランダなどの木部の腐食等を早めに発見し修繕しておくことで修繕費を最小限に抑えることができます。
<築15~20年>
大規模な修繕が必要になってくる時期
築15~20年が経過すると
給排水管や土台など普段は目にしない重要な部分が老朽化し始めます 。
木造住宅では白アリによる被害にも注意が必要になってきます。
この時期に適切なメンテナンスを行う事が住宅の寿命を延ばすことにつながります。
<室内のメンテナンス>
・給排水管の点検・補修
・床下の湿気やシロアリ被害による土台の腐食チェック
・クロスの貼り替え
・建具やサッシのゆがみをチェック・交換
<屋外のメンテナンス>
・外壁や屋根の点検(外壁のヒビ、屋根のズレや漆喰の欠け)
・ガス給湯器・エコキュートの交換
※築20年を経過すると床下の土台や窓廻りの木部に腐食があるお宅が増えてきます。
表面上は綺麗でも見えない内側で腐食が進行している場合もありますので注意が必要です。
また、新築時に比べ設備機器や内装材・外装材も進化しているので交換することで効率や効果が上がることも期待できます。
<築20~30年>
増改築レベルのリフォームも検討する時期
住宅の耐久年数は一般的に30年程度といわれています。
住宅の構造や立地条件によっても違いはありますが、 多くの住宅では増改築レベルのリフォームを検討する時期といえます。
新築時と比べ家族構成やライフスタイルにも変化があるのもこの時期です。 水回りなどの設備機器の交換に合わせて間取りを大きく変更したり、 外壁の張替えや屋根の葺き替えに合わせて増築・減築などを検討してみるのも良いでしょう。
<室内のメンテナンス>
・水廻り機器(キッチン・トイレ・洗面台・浴室)の交換
・給排水管の全面改修
<屋外のメンテナンス>
・外壁サイディングの張替え
・屋根の葺き替え
※築25年を経過するとこれまでの劣化が更に加速していきます。メンテナンス費も高額になる時期ですが、
今後も安心して生活するためには
欠かせないメンテナンスなのでしっかりと行いましょう。そうすることでお住まいの寿命が延びることにつながります。
メンテナンスを怠らなければ住宅の寿命は伸びる!
住宅は「買ったら終わり」ではありません。
私たちが歳をとるように毎日過ごすお住まいも少しずつあちらこちらが劣化していきます。 適切な時期に適切なメンテナンスを行う事で
長くきれいな状態を保つことができます。
こまめなメンテナンスでその寿命を延ばすことが可能です。
また、将来的に売却を検討している場合は売却金額がより高額になる可能性もあります。
そのためには、
・外装・内装の汚れは毎日の清掃時にチェックし、こまめに補修する
・およそ5年に一度は劣化具合を点検し補修する
・不具合は放置せずすぐに修理・交換を検討する
などメンテナンスをしっかりと行いましょう。
外装リフォームを行う際のポイント!
※外壁塗装や屋根塗装などの足場を必要とする工事は一度にまとめて行うと効率的です。
足場があると効率的に行える雨樋の修理や交換なども 一緒に検討しましょう。
防蟻処理を定期的(5~10年に一度)に行うと安心です。 マンションにお住まいの方が毎月、管理費や積立修繕費などでマンションのメンテナンス費用を 積み立てているように、戸建にお住まいの方も将来的に必要なメンテナンス費用を少しずつ積み立てておくと、もしもの時にも安心です。
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